神奈川県隊友会 会長 ご挨拶                                 

新春のご挨拶

    神奈川県隊友会 会長 松 岡 貞 義   

 

 神奈川県隊友会会員の皆様には、令和4年の新春を穏やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。

 さて、昨年も一昨年に引き続き、新型コロナウイルスの感染拡大継続により、世界的規模での混乱が続いた年でありました。しかし、そのような中、開催された東京五輪においては、日本は金メダル27個を含む58個のメダルを獲得する大活躍を見せるとともに、大会を無事に完遂し、世界の称賛を得たのは記憶に新しいところです。また、隊
友会からも大会支援に多くの会員が参加しました。

 国内の政治状況に目を転じますと、昨秋の菅総理の突然の退陣表明の後、自民党総裁選、国会での首相指名を受け、第100代の岸田総理が誕生しました。直後の衆議院選挙においては、選挙前の予想を覆して自民党が国会運営を主導できる絶対安定多数を確保しました。今年7月には、参議院選挙が予定されています。ここに来てようやく改憲機運も盛り上がってきており、今年が我が国にとって大きな変革の年となるよう祈りたいものです。
 隊友会事業についても、一昨年同様大きな影響を受け、県定期総会の規模縮小や支部活動の事業中止など低調な隊友会活動を余儀なくされました。特に、会員の駐屯地や基地への立ち入りが制限され、部隊主催の各種行事が部内関係者だけで開催されるなど、現役隊員との接点が持てなくなり、支部会長等による隊友会活動の説明や入会勧誘ができなかったことは残念でありました。

 令和4年の隊友会活動に当たっても、長期化する新型コロナの感染状況を考慮して、社会的距離の確保など3蜜(密閉・密集・密接)を避け、会員・隊員等の感染防止を最優先に計画したいと考えております。このため、例年1月初旬に「かながわ労働プラザ」で実施しております「防衛諸団体合同賀詞交歓会」については、感染状況に鑑み今年も開催は取り止めさせていただきました。また、今後の事業についても新型コロナの感染状況を見ながら慎重かつ柔軟に対応していきたいと考えております。会員の皆様におかれましては、今年も県隊友会に対しまして積極的なご協力、ご支援を頂きますようお願い申し上げます。
 我が国でコロナウイルスへの感染が確認されてから年が経過し、コロナワクチンの接種率の向上に伴い、ようやく昨年末から終息の気配を見せていましたが、新年早々米軍基地が所在する沖縄県、山口県などにおいてオミクロン株による感染者数が増大しており、1月10日には広島、山口、沖縄3県にまん延防止等重点措置が適用されるなど第6波の感染拡大に備える必要があります。

 終わりに、会員の皆様のご多幸、ご健勝を祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。